映画 ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー 感想

 今回は、映画 ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー の感想です。今作は、MCUの作品でブラックパンサーの続編という立ち位置です。

映画 ブラックパンサー 感想

・あらすじ

国王とヒーロー、二つの顔を持つティ・チャラを失ったワカンダ国に海の帝国の脅威が迫る。ティチャラの妹でありながら天才科学者のシュリたちはどう立ち向かうのか。そして新たな希望となるブラックパンサーを受け継ぐのは誰なのか…。

未来を切り開く者たちの熱き戦いを描いた、ドラマチック・アクション大作が始まる。

(公式HPより)


・登場人物

シュリ

幼いころから発明家、科学者としての才能を発揮し、様々な技術開発や発明で国の発展に貢献している。家族を愛し、明るく活発な性格だが、愛する兄ティ・チャラの死をだれよりも重く受け止め、1年たっても立ち直れずにいる。

オコエ

今は亡きティ・チャラの幼馴染で、あとに彼のボディー・ガードとなった。誰よりも央に忠誠を誓い、親衛隊員や周囲からの信頼も厚い。

ネイモア

今作の敵。タロカン帝国という海底にある国の王で今作では、ヴィブラにううむ探査機が原因でワカンダとかかわることとなる。足には羽が生え、空を飛ぶことができそのスピードはAIでも追うのは難しいほど。

リリ/アイアン・ハート

今作の話の起点となるヴィブラニウム探知機を制作した少女。普段は他人の宿題を代わりにすることで小遣い稼ぎをしている。専用のガレージに、父との思い出の車や自作のパワードスーツなどが置かれている。


・ネタバレ

物語は、女神バーストに祈るシュリから始まります。ティ・チャラ王が危篤状態にあり、あらゆる手を尽くしていましたが、母のラモンダが現れ「息子は先祖のもとへと旅立った」といいます。シュリはAIに兄のティ・チャラのバイタルを確認しますが母に止められ、そして次第に涙があふれ悲しみでその場に崩れてしまいました。

葬儀が始まり、ティ・チャカは棺の中に眠りワカンダの飛行船で運ばれました。

それから1年後、世界会議で、ワカンダがブラックパンサーを失い、力を失った、姿を現さない、などといわれのないことを言われていました。そこにラモンダがきてワカンダの研究所支部が何者かに襲われた、といいます。幸い現場には事前にお声を含めた親衛隊が配置されておりやってきた傭兵部隊を無力化しました。その傭兵部隊を会議に連れてきて自分たちがアメリカにやとわれたことを白状させます。そこで観念したのか会議に出ている政治家に向かってラモンダが、戦争でも始める気か?ときくと、それを私たちは望んでいる、と返されました。



太平洋の海の真ん中でアメリカの秘密の研究チームが海に潜っていきました。深海にも耐えられるスーツで海底にヴィブラニウムがあることを探知する機会の反応が亡くなったので探しに行くことになりました。機械のもとへ行くと掘削用のドリルがダメになっており回収しようとするも一緒に来たうちの一人がいなくなっていることに気づきます。そして残った方も何者かに襲われてしまいました。そしてすぐに海面から何か歌が聞こえてきました。歌を聞いた乗組員がそのまま誘われているかのように海へとそのまま向かっていきます。歌の影響を逃れていた乗組員のFBIは現任を探るべく耳栓をして外に出ました。そこで一人止めようとして銃を撃ちます、その音で歌速水、正気に戻りますがその一人はそのまま海へ落ちていきました。そして、そこから青い肌をした正体不明の集団が姿を現しました。FBIはその集団から命からがらヘリコプターで逃げますが、原因不明の力で引っ張られてそのまま海へ叩き落されてしまいます。

兄を失った悲しみが残ったままのシュリはそのまま研究に没頭していました。それを見かねた母がシュリを小旅行に誘います。ラマンダは自分がシュリと同じ立場になった時サバンナに訪れて自分を見つめ直した、と言って経験を話します。葬儀の服を燃やすことが葬儀の中で行いますが、シュリは自分がさまざまな道具を作っていた技術屋として儀式のようなオカルトに半信半疑であったため燃やすことはできませんでした。

そこに、湖からヴィブラニウムの装飾を施した男が現れます。彼は、ククルカン、そして民からはネイモアと呼ばれているといいました。男ーネイモアはワカンダに海底のヴィブラニウム探索をやめさせるために探知機を作ったものを連れてきてほしい、断るのならばワカンダから滅ぼす、と脅しを交えて頼みごとをします。

シュリとオコエがレーダーの探知機を探すことにしました。二人は、まずエヴェレット・ロスにコンタクトをとることにしました。彼は、ジョギングをしているところを小型の虫型端末で二人のもとに誘導されます。そして、彼の口から作ったのは未成年であることが語られます。情報を聞き出すと二人は製造者のいるMITに向かうことにしました。そこには、他人の宿題の代行で金を稼いでいる少女がいました、それを見たシュリは本当にあの子が作ったの?と疑っています。とりあえずコンタクトを取ろうとするオコエ、ですがシュリがあなたでは警戒されるから私が行く、とシュリが行くことになります。シュリが少女ーーーリリの部屋につきノックをすると今は無理だから後にして、とドアを開けるとリリはシュリに驚きます。そしてそのままリリの部屋に入りネイモアのことは伏せて、あなたは今危険に晒されているからワカンダで保護したいと言います。リリは準備するから、とトイレに向かうとそこからオコエが現れます。うってかわって、絶対に行かないからの一点張りに、オコエはため息を吐き、ならお好きにどうぞヤバい連中があんたのこと狙っているから、というと焦った様子で行きます!と同意を得ました。

ワカンダに向かう前に寄りたいところがある、とリリが自分のガレージに向かい、パソコンなどを用意します。そこにFBIが現れ外を包囲しました。リリが別れて行動しようと提案し、シュリがバイク、オコエが車、そしてリリが自作のパワードスーツでそれぞれ逃走します。シュリたちがそれぞれカーチェイスを繰り広げ、FBIを巻いたところで橋で合流しました。そこに膨大な水が三人を襲います、そこにヴィブラニウム探索の船を襲った肌の青い集団が姿を現れました。一般人だったリリは、逃げることで精いっぱいでシュリとオコエもその集団のリーダー格に苦戦します。シュリは何とか応戦するもかなわず、オコエはリーダー格の男に何とか食らいつきますが一撃一撃が重く、攻撃を防いでも腕にしびれが残るような強さ、その結果、シュリ側が敗北しオコエが川に投げ飛ばされ、リリを連れ帰ろうとした集団に私も一緒に連れて行ってと懇願します。それを了承したのか口に特殊なマスクをつけシュリの意識は途切れました。そして、オコエはシュリたちがいなくなってその嘆きやくやしさを叫ぶことしかできませんでした。

ワカンダに戻りシュリが連れ去られたことを女王に伝えるオコエ、それを聞いたラモンダは激怒し、オコエの親衛隊隊長としての資格をはく奪します。それでもなお、シュリたちを救いに行きたいと食い下がると、「お前は夫と息子、そして娘まで奪われた私にまだ何か差し出せというのか」「お前の婚約者は会えるところにいる、だが私の家族は違う」と涙をにじませ、言い放ちます。そこに、何も言い返すことができずに自らの地位を返しオコエはその場を去ります。

謎の集団に連れ去られたシュリとリリの二人は、集団の本拠地に幽閉されていました。すると、そこに青い肌をした女性が現れてこの服に着替えてついてこい、と持ってきた福を着せます。案内された先には、ネイモアがいました。ネイモアは自分たちタロカン帝国の成り立ちについて話してくれました。自分たちはもともとは陸に住んでいたが他国の侵略者によって疫病がはやり一人ひとりとなくなっていきました。そこでシャーマンが生き残る方法を神に聞くと海底に生えている草を飲むことで生きながらえることができるといわれ海底に潜り草を採取してきました。その草を煎じて飲むと見る見るうちに体調がよくなり、水の中で呼吸ができるようになりました。ですがその代償として陸地での呼吸ができなくなり故郷を捨て海で生きていくことになりました。ある日、ネイモアの母が亡くなり遺言として故郷に埋めてほしいといわれ陸地に上がります、そこにはかつての故郷で奴隷が酷使されていました。それに怒りを覚えたネイモアと同伴者はその侵略者たちをせん滅します。そこで、死にかけの宣教師にお前は誰にも愛されない、といわれました。それを聞いたシュリは、タロカンとリリ、どちらも守りたいとネイモアに告げます。そしてネイモアはそれは無理だ、といいました。

ラモンダはハイチにいました。そこでティ・チャラの恋人だった、ナキアのもとに訪れていました。ラモンダはナキアに会い、なぜティ・チャラの葬儀に来なかったと聞くとナキアは彼が死んだと知るのが怖かった、だからいけなかった、と後悔をにじませいいました。ラモンダはそのことを聞いた上でナキアにシュリの救出を頼みました。

ナキアはシュリの研究室のAIに居場所を聞きシュリの持っているGPSからタルカン帝国の入り口を発見し向かいました。タルカンに着いたナキアはシュリを見つけ出し、近くにいた見張りをソニックガンで撃ちシュリとリリを連れ出します。シュリは撃たれた見張りを直そうとしますが、ソニックガンで撃たれたから致命傷を負っているのでもう遅い、と連れ出しました。

シュリが去った後、ネイモアが駆け付け見張りが倒れているのを発見しますが時すでに遅く息を引き取ります。そして、ネイモアはワカンダに戦争を仕掛けることを決意しました。

ワカンダに戻ったシュリは、母ラモンダと再会します。そして、安心したのもつかの間、あの橋のときの大水がワカンダの町から爆発のように流れてきました。ネイモア率いるタロカン帝国が攻めてきたのです。ワカンダも戦闘機や兵士で迎撃するもタロカンの水に引き込む戦術やネイモアの超スピードの戦闘に翻弄され防戦一方でした。ネイモアはシュリたちのいる等へ向かい水爆弾を投げつけます。ラモンダがいち早く逃げるよう促したのでシュリは助かりましたがラモンダとリリが巻き込まれおぼれてしまいます。ラモンダは溺れて意識を失ったリリを助け、力尽き、亡くなりました。そしてそこにネイモアが現れ、1週間後に全面戦争を仕掛けると宣言しその場を去っていきます。

母の死、そして故郷をめちゃくちゃにされた怒りからシュリはネイモアに復讐を誓います。そのためには、前作でキルモンガーがすべて燃やしたハーブをどうにかして復活させなければなりませんでした。しかし今まで人口のハーブはすべて失敗、どうすれば…と思っているとネイモアからもらったブレスレットの草はタロカンの人にとってのハーブであることを思い出し解析をします。そして、その情報を組み込みハーブが完成しました。

さっそく、ハーブを煎じ飲み、先祖に会うブラックパンサーの儀式を行います。そして、目覚めたときには、シュリは議会を行う間にいましたですが、そこは日が昇り何やら不穏な様子、近くの王座に誰か気配がしていってみるとそこには、兄でも母でもなく前作の敵キルモンガーがそこにいました。なぜここにいるの!とシュリが尋ねるとキルモンガーがお前が望んだことだと返します。否定しますが、自分と同じで世界焼き払いたいと思っているじゃないか?と心の内を見抜かれます。そして、シュリは目覚めました。不機嫌な様子で儀式は失敗だった、と八つ当たりで近くのマネキンを殴ると勢いよく吹っ飛びハーブの力を手に入れたことを実感するのでした。

王妃ラモンダが亡くなり、部族たちはエムバク率いるジャバリ族の住む奥地に国民を非難させていました。そこで、問題が起き言い争っているところで、新たなブラックパンサーが舞い降りました。そして、ブラックパンサーを継承したシュリは王としてタロカンとの全面戦争に応じることを宣言します。エムバクだけは、ネイモアが国民に神としてあがめられているのに殺す名はまずいのでは、と問いますが、それでも許せないとシュリはネイモアを殺すことを告げます。策はあるのか、と聞かれると、先の戦いのときネイモアは一定時間がたったら水に潜ったということは潜らなければまずいということ、だから戻らせない、と作がある様子で言いました。



全面戦争の日、ワカンダの民はヴィブラニウム探査機を使用しタルカン帝国の民をおびき寄せます。そしてやってきたネイモアを自動操縦のジェットにぶち込み中でヒーターを炊きながら陸地へ向かっていきます。それでも何とか脱出しようとジェットを攻撃しますがそれをブラックパンサーが阻止し続けますが住んでのところで損傷が激しく陸地に墜落してしまいます。墜落し、陸地からネイモアとブラックパンサーの戦いが始まります。ブラックパンサーはネイモアの足の羽にをもぎ取り飛べなくして肉弾戦を仕掛けます。ネイモアも負けじと攻めていきます。ブラックパンサーのスーツに内蔵された衝撃吸収機能を使いたまったエネルギーの放射を行いくらいついていきますが、ネイモアの投げた槍で腹部を刺され磔にされます、痛みで意識がもうろうとしてきたのを何とか耐えネイモアに食らいつきます。それでもネイモアが立ち向かっていたところで「ワカンダ・フォーエバー」の言葉とともにジェットが爆発しネイモアは背中にやけどを負い虫の息になりました。落ちていた槍を拾いネイモアに向けるシュリ「お前の勝ちだ早くとどめをさせ」と敗北を認めたネイモア、ですがシュリはこれまでの人々の思いや自分が見てきたことを思い出し、憎しみをこらえ「降伏すれば、タロカンはワカンダが守る」といい、ネイモアはそれを受け入れタロカンの民を撤退させ全面戦争が終結しました。

一方、エヴェレット・ロスがタロカンとワカンダの全面戦争がCIAの仕業だというのを知ります。そして長官経由でワカンダとつながっていたことがばれ「国家反逆罪」として捕まってしまいますが、搬送中にオコエが助けてくれました。

シュリは、ハイチのナキアのもとへ向かいます。そして、ナキアは亡きティ・チャラの息子を連れてきました。来なかった理由は連れてくるべきではない、と夫と話し合って決めたことでした。そして、シュリは踏ん切りをつけ、葬儀の衣装を燃やしました。


・感想



前作の主人公役のチャドウィック・ボーズマンが亡くなったことを代役で終わらせるのではなく真正面から受け止め、そしてこのような面白い作品に仕上げてくれたことに感謝しかありません。前作のキルモンガーにユリシーズ・クロウそして今作のネイモアとヴィランも濃いやつらが出てきて、素晴しいですね。今作はアクションではなく人間ドラマに振っている印象がありました。なのでアクションが見たいという人には焦らされるかもしれませんがアクションも素晴らしいです。ぜひ劇場で見てほしい作品です。

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