映画 ステラ SEOUL MISSION 感想
今回は、 ステラ SEOUL MISSION の感想です。
・あらすじ
取り立てには労を惜しまない自動車金融業のエースのヨンべ。ある日、親友のドンシクに預けたスーパーカーをどこかへ持ち去られてしまう。犯人だと思われたヨンべはそのまま社長たちに追われ始める。そこに、父の残した古い自動車のステラが現れる。ヨンべはステラに乗りスーパーカーの行方を追う!
・スタッフ&キャスト
ヨンべ 演:ソン・ホジュン
主人公。親友に預けたスーパーカーが持ち去られ犯人にされる。父親と過去に何かあった様子。
ドンシク 演:イ・ギュヒョン
ヨンべの親友。預けたスーパーカーをそのまま売り払い金にした。
ソ社長 演:ホ・ソンテ
ヨンべの勤務する会社の社長。
監督:クォン・スギョン
脚本: ぺ・セヨン
・ネタバレ
スーツを着た男性がビルの屋上から飛び降りようとしています。それをヨンぺが煙草を渡し、吸ってリラックスでもしろといいます、火をつけ一服していると男性が滑らせ落ちるのを仲間と一緒に落ちないようにつかみます。下で救助隊の準備ができたころに手を放し、無事に救急車に運ばれるどさくさに紛れて車の受け渡し証明書に指の印を押して男性のポケットに仕込みます。
そして、別の場所で住居を追い出され車で暮らしている親子の車を取り立てています。父親はどうにか待ってください、といいますが、待てないと無慈悲に切り捨てます。そして銃を持った子供が現れヨンぺを撃つ―――
といったところで目を覚ましました、先ほどの光景は夢だったようです。同居しているカノジョと朝食を食べ、洗面台にいくと妊娠検査薬があり陽性と出ていました。
ヨンべは親友のドンシクに預けたスーパーカーについて電話をしようとしますがなんと電話が通じませんでした。どうしよう、と焦っていると実家から父の葬儀を行ってほしいと電話がありました。
ヨンべが勤務する会社のソ社長がスーパーカーが納品されていないことをヤクザに詰められていました。ヨンべを問い詰めスーパーカーのありかを吐かせそして場合によっては殺すことも辞さないように言います。
父親の葬儀に出ると、そこには妹がいました長男だからと喪主をやるものの気分が乗らず適当に済ませようかなといった態度に出ているとふるい物置においてあるシーツがはがれ中から車が出てきました。そこに自分の勤務している会社のソ社長が部下を引き連れ現れます。ヨンべにスーパーカーのありかを聞くとドンシクに管理を任せたけど電話がつながらないというと連れて行こうとします。カギと財布を没収され社長たちの発言からこのままだと確実に殺されると確信し、何とか逃れようとしますが通じず、あわや、といったところで叔母さんが社長たちを葬儀の手伝いをさせます。間一髪で免れたヨンべは葬儀を終わらせ社長たちも手伝って寝静まったところで音を殺して車のカギを持ち出し、逃走します。
逃走したヨンべはドンシクの居場所を探るべく実家へ向かいました。そこでドンシクの母に出会います。ドンシクの母につかいっぱしりにされますが、ジャージャー麵をごちそうになり何とか居場所を聞き出発。ついでに卵をもらいました。
次にドンシクの元妻の所へ訪れます。元とはいえ妻であったので何かしらの連絡はあるだろうと聞くと子供と一緒にビーチにいることが聞き出せました。ですがビーチなんていくらでもあるのでどうするんだ、途方に暮れていると、電話場所からの市外局番から割り出せないかということを思いつき聞いたら見事的中、さっそく向かう、といったところでソ社長一派に見つかります。またもや捕まって一巻の終わり、と思えましたがヨンべの車が社長たちの車に激突よけようとするも運転席側がカギが開かないのでヨンべによけてもらうよう言います、ヨンべは車に乗って移動した後で「このままにげられるのでは?」と思い至り見事逃走に成功しました。
にげていますが、こちらはおんぼろ車スピードは出ないし時々エンジンがかからないと追いつかれるのも時間の問題、どうしようかと走っていると車がひとりでにライトをちかちか光らせました。それをあおっていると勘違いした前の車が止まって中から下りてきて、しかも後ろから社長たちの乗る車も現れ大ピンチ!と思いきや前後の車に乗っていた人たちで争い始めました。これ幸いとヨンべはカギを回し、逃走します。
そのまま逃げて、車のラジオがうるさいので音量を下げようとしますが、どこを押しても変化なし、結局そのままにして疲れたので開いている場所に停車し、そのまま眠りました。
夢の中でヨンべは幼いころの父と車に乗っていました。前に入った時に後ろの車に感謝するときにハザードランプをつけて「これはありがとうのチカチカだよ」とうれしそうに笑いあっていました。そして、父は車を買いタクシー運転手となりました。ですが、仕事中に乗せた酔っ払いとのトラブルで事故に遭い、借金を背負ってしまいそのまま離婚します。家族は受け入れることはできなくそのまま父が押し切った形になり、母が子供を養う形になりました。ヨンべが成長したある日、母が過労で倒れ手術の費用が必要となり、父に電話しますが電話には出ず、そして母は帰らぬ人となりました。
翌日、ヨンべは車を走らせていると途中でエンジンが止まってしまいます。そしてたまたま止まった牧場の前でタクシーと勘違いしたおじいさんが乗り込みます。「タクシーじゃないですよ」といっても何かにつけて走らせようとしてきて、お金を払うから走らせてくれ、といわれたので財布を取られていたのでガソリンの代金もらうことになりました。しかし、エンジンがつかず、車が動かないので手押しで遠い距離のガソリンスタンドまで走らせることになりました。道中、おじいさんに睨まれながらガソリンスタンドにつくと、ヨンべの車に対応していないといわれ対応しているガソリンスタンドまで行くことになりました。
ヨンべは牧場で牛の餌を運んでいました。おじいさんを送った後で一緒に車を移動したとして手伝わされていました。牛のふんにまみれながら作業が終わりシャワーを借りて体を洗った後でご飯をごちそうになりました。おじいさんがジャージャー麺を混ぜている様子がドンシクの母と重なり、あんたと気が合いそうな人を知っているとおじいさんにドンシク母の連絡先を渡しました。
外に出て一服、今までのことが噴出してきて「息子がこんな目に遭って満足かよ!」と怒鳴り車に当たります。
翌日、やっとビーチについて市外局番を確認すると、見事合致していました。このままドンシクを探していると、子供と一緒に旅行を楽しんでいる様子でした。見つけたヨンべがこのやろうと追いかけそれをドンシクが振り払いトラックに乗って逃走しました。
トラックを追っていると、対向車線に社長たちの乗っている車とすれ違います。そのまま気づいた社長たちが追いかけてきてドンシクも逃げヨンべが追いかけます。そのまま工事現場まで来て、まさかのトラックでバック移動をしてきました。さすがに驚いたヨンべは急いでバック移動をします。後ろをついてきた社長たちもバックで逃げます。そのまま広い場所まで来たドンシクはターンをして逃げだし、それをヨンべや社長も追いかけます。
ドンシクに逃げられたヨンべは何とかしようとドンシクの実家に行き母親が大変なことになっているとうその連絡をし、おびき寄せます。見事に引っかかったドンシクは逃げだしますが何とか捕まえこれまでの恨みをたたきこもうとしたときドンシクの子供たちにお父さんにひどいことをしないで、といわれこぶしを引っ込めます。年貢の納め時だと自覚したドンシクは正直にスーパーカーを売ったといいます。しょうがないので、ドンシクのトラック、ヨンべの車を売って資金の補填にあてます。
ですがドンシクがスーパーカーを売った業者はこれがヨンべの会社のものだと気づき売らずに会社へ報告をしていました。そしてそのままドンシクとヨンべの二人は捕まってしまいます。
そしてここで実はスーパーカーには麻薬が積んでおり、車の出荷に隠れて麻薬の売買をするつもりであったことが判明します。
このままでは、殺されるのが関の山だと思ったヨンべが社長の仲間を人質に取ります。ですが、それは失敗に終わり、次は麻薬を人質ならぬ薬質に取ります。それも結局失敗し捕まってしまいます。
そして、なぜか動き出すヨンべの車、ブレーキとか緩んでいたのかな?いや、そうはならんやろ、と突っ込みたくなるような展開ですがこうなのだから仕方がない。そのまま麻薬を踏んで走り出し、道路に出て取り締まりをしていた警察官に見つけ追いかけます。ですがそのまま警察が止まるよう言いますが止まるも何も誰も載っていません、なのでそのまま走ります。そして、エンジンの大きな音が銃声に聞こえたので警察が応援を頼みます。
ヨンべたちが一巻の終わりだとなっているところに車が戻ってきました。しかも大量の仲間を連れて。社長は車で逃走を図りますが、ヨンべは逃がすまいと車に乗って追いかけます。おんぼろと新しい車のカーチェイスが始まり、ヨンべが横から車を激突させて社長の乗っていた車を横転させます。そしてそのまま、その場にいた皆がお縄につきました。
警察から解放されたヨンべは妹と彼女に迎えられます。そして、おばさんから父親が離婚した後もずっと気にしていて、腎臓を売って金にして仕送りをしていたが、撮った手術によってウイルスに感染して、薬を服用するようになり亡くなったと聞かされました。そして彼女からも、前に父と会い、公開していると話したことを伝えられました。ヨンべは父親との絆を再確認し、最後に父の遺体と対面し、さよならを言いました。
ドンシクと妹と彼女とヨンべの4人で車に乗っていると、途中で車が止まり点検を頼みました。するとエンジンオイルが空で走れるわけがないといわれもう廃車した方がいいといわれるほどでした。結局、乗っていた車を廃車にすることを決め、サインをして車の最後を見ていました。すると、ひとりでにハザードランプが点灯しました。「ありがとうのチカチカ」という父の言葉を思い出し、つぶすのを待ってもらうように駆け寄りました。
ヨンべは新しく買った車で彼女を病院に送っていました。彼女は陣痛が起こり、急いでごめんねと言いながらハザードランプを点灯して病院へ急ぎました。
・感想
最後まで見て、まず思ったことは車に感謝しよう、でした。この作品はコメディ調で進んでいくので見やすいと思います。途中でいや、そうはならんやろ、な展開が起こりますがなっとるやろがい!の連続でした。全体として重くなくでもしんみりとした要素もありまさに「笑いあり、涙あり」という作品でした。
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