映画 ブラック・パンサー 感想
今回は、映画 ブラック・パンサー の感想です。11/11に公開の「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」を見る前に、近くの映画館でやっていたので見てきました。
・あらすじ
全世界が、彼を待っていた。アフリカの秘境にありながら、背化のだれもが想像もできないような最新テクノロジーを持つ<超文明国ワカンダ>。ここには世界を変えてしまうほどのパワーを持つ鉱石<ヴィブラニウム>が存在する…。突然の父の死によって王位を継いだティ・チャラは、この国の”秘密”を守る使命を背負うことになる。ヴィブラニウムが悪の手に奪われると、人類に未来はない――。”秘密”を狙う敵に立ち向かうのは若き国王。漆黒の戦闘スーツをまとい、ブラックパンサーとして戦うティ・チャラは、祖国を…そして世界を守ることができるのだろうか?
・スタッフ&キャスト
ティ・チャラ/ブラックパンサー 演:チャドウィック・ボーズマン
吹き替え:田村真
父の突然の死によって覚悟をmぉてないまま《国王》と《ブラックパンサー》の二つの指名を引き継ぐことになる。ヴブラに有無性の漆黒のスーツは戦闘モードに入ると自動装着されすべての衝撃を吸収し、攻撃に変換。クロヒョウのような俊敏な動きで跳躍力を持つ。
エリック・キルモンガー 演:マイケル・B・ジョーダン
吹き替え:津田健次郎
元アメリカの秘密工作員で、ワカンダの秘密をしる。この国の王となり、ヴィブラニウムのパワーを手に入れることができれば、世界を力で支配できると考え、」ワカンダへの潜入を企てる。
シュリ 演:レティ―シャ・ライト
吹き替え:百田夏菜子(ももいろクローバーZ)
ティチャラの妹で、ワカンダの王女。好奇心旺盛の天才科学者であり、ブラックパンサーのスーツも開発する。ヴィブラニウムを研究し、最先端のテクノロジーを使った数々のアイテムを作り出し、国の発展に貢献する。
ナキア 演:ルピタ・ニョンゴ
吹き替え:皆川純子
ティ・チャラの幼馴染で元恋人。ワカンダの秘密を狙う外敵から情報を入手するため、そしてワカンダが世界から拒絶されないようにスパイとして世界各国に潜入する。
オコエ 演:ダナイ・グリラ
吹き替え:斎賀みつき
歴代ワカンダ国王へ修正を尽くしてきた親衛隊ドーラ・ミラージュの現・隊長にして最強の戦士。王家からの信頼が厚く、ティ・チャラが王子のころから面倒を見る。ナキアとも親交が深く、二人の関係を温かく見守る。
エヴェット・ロス 演:マーティン・フリーマン
吹き替え:森川智之
ヴィブラニウムの密輸を企てるユリシーズ・クロウを追う。韓国・釜山で、クロウ一派のおとり捜査中に、ティ・チャラと再会する。
ウカビ 演:ダニエル・カルーヤ
吹き替え:中井和哉
ワカンダの国境を警備するボーダー族のリーダー。ティ・チャラの親友だが、国を思う気持ちが強く、時に厳しく進言することも。国王の親衛隊隊長オコエの恋人。
エムバク 演:ウィンストン・デューク
吹き替え:木村昴
ワカンダにいながら、長い期間ワカンダ王家と距離を置いてきたジャバリ族のリーダー。ワカンダの首都ゴールデン・シティから遠く離れた山奥に住む。
ラモンダ 演:アンジェラ・バセット
吹き替え:幸田直子
ティ・チャラの母親で、ワカンダの女王。夫のティ・チャカナキアと、王位を継承するティ・チャラへ国王としての自覚を持たせ、正しい道へ導く。
ズリ 演:フォレスト・ウィテカー
吹き替え:玄田哲章
ワカンダの高僧として、国王即位の儀式を取り仕切る。亡き王ティ・チャカとズリだけが知る過去の秘密を今も守り続けている。
ユリシーズ・クロウ 演:アンディ・サーキス
吹き替え:広田みのる
ワカンダの秘密を知り、ヴィブラニウムの密輸を企てる武器商人。義手である左手には、エネルギーはを発砲するソニック・ブラスターが備わっている。
・ネタバレ
冒頭、子供に父親がワカンダの歴史について話します。ワカンダは、はるか昔、ヴィブラニウムの隕石が降ってきてそれをめぐり5つの部族が争いを始めた。そこでヒョウの女神により特殊なハーブのある場所を教えてもらった。そして、争いは収縮していきワカンダとなっていった。
ワカンダは、表向きは小さな農業国とされていますが、実際は高度な文明を持つ国家で、その独自性を保つために隠していました。
シヴィル・ウォーで開国を目指そうとしたティ・チャカ陛下は爆破テロにより命を落としてしまいます。
亡き父の後を継ぎ、王となるべく先代の王の息子のティ・チャラは王になる儀式をします。ワカンダの4つの部族から承認を得て、最後の1部族、ジャバリ族の長 エムバクと決闘します。そして見事エムバクを下したティ・チャラは王となります。王になる儀式を終え、ハーブを絞った汁を飲み砂の中で先祖と出会います。そこには父もいました。そうして目覚めました。
王位継承直後から、不穏な動きが伝わってきます。ワカンダに不法侵入し、ヴィブラニウムを盗み売りさばく闇商人 ユリシーズ・クロウの情報が入ってきました。
英国博物館、黒人男性ー キルモンガーが職員の解説を受けていました。そして、その中でガラスケースに入った鉄斧が。確認をした後で武装集団が現れて奪い、職員たちを殺していきます。その中にはティ・チャラが追っていたクロウもいました。その手斧はヴィブラニウムでできたものでさび付きも瞬く間に治っていきます。そして、ヴィブラニウムを韓国の釜山に売りさばきに行きます。
この情報を手に入れたティ・チャラは天才科学者の妹シュリのサポートを得たうえで側近のオコエ、ナキアとともに密輸現場に向かいます。このときの妹にブラックパンサーのスーツの新作ができたので見せてもらうことに、衝撃を吸収し、放出する機能がついていました。それを兄のティ・チャラ本人に実験台にさせて確認します。思いっきりやってと言われて放出で吹っ飛びます。スーツは金のラインと銀のラインの入ったものがありティ・チャラは銀の方を選びました。
密輸現場の違法カジノに向かったティ・チャラ一行、ばれないように変装していますが、絵面的には美女二人を侍らす金持ちのような感じになっていました。取引相手を確認すると、なんとCIA長官のエリック・ロスでした。
その後、カジノを回っていましたが、クロウが現れ、直前に露見してしまい逃げられてしまいます。市街でカーチェイスを繰り広げ、クロウを捕まえます。ここで、無人運転の技術とか、スーツを使っての戦闘など大迫力のシーンでした。ですが、取り調べの中で、狂ったような笑いを浮かべて質問に半透明な回答をするクロウ、そこにキルモンガーが到着、クロウを連れて逃げていきました。クロウを連れていく際に壁を爆破した衝撃でロスが大けがを負ってしまいます。こうして、ティ・チャラは任務は失敗に終わりロス長官を連れてワカンダに戻っていきました。
その後、仲間のキルモンガーとクロウが逃亡先をめぐって仲たがいをし、クロウを殺害虫の息の中、クロウはいけるわけがないというとキルモンガーは唇の裏側を見せます、そこにはワカンダの民の証がありました。
その後、キルモンガーはクロウの死体を引きずり、ワカンダに入り、「手土産だ」と死体を見せます。そして、ワカンダに戻ったティ・チャラはクロウを逃がしたことを告げ、ボーダー族の族長、ウカビに失望したといわれます。
キルモンガーは王宮へ向かい、ティ・チャラに王位継承の決闘を申し込みます。その場にいた皆に王はもう決まったのだから、もう無理だといいますが、キルモンガーは先代の王の弟ウンジョブの息子であると主張しました。キルモンガーは先代の王に父親を殺され、それから様々な戦地で軍人として戦っていました。キルモンガーはティ・チャラに父親の罪のこともあり決闘を受け入れます。
決闘の際、ティ・チャラはハーブの力を封じて戦いに挑みます。ですが、キルモンガーも歴戦の軍人でありだんだんとペースを飲まれていきます。そして、ダメージの蓄積していった体ではキルモンガーには勝てずに、そのまま谷に投げ落とされてしまいます。こうして、キルモンガーはワカンダの王となりました。
王座に就いたキルモンガーは、世界中にいるレジスタンスにヴィブラニウムの武器を送り、そして、世界を混乱に堕としワカンダが世界の覇権をとるという野望を抱いていました。キルモンガーは儀式としてハーブを煎じた汁を飲み、先祖に会いに行きました。そこは、若いころのマンションの一室そこにワカンダの歴史が記された書物がありそれを見ていると父親であるウンジョブが現れます。「私は間違っていた」というウンジョブに「俺は止まらない」と野望の実現を、ただそれだけを見つめていました。目が覚めたキルモンガーは、ハーブを焼き払うよう、命じます。他の人たちは困惑して止めますが強行し燃やさせます。その間に、ナキアがハーブを一つこっそりと摘み取って逃げていました。
決闘の際、逃げた王妃ラモンダ、ナキアは雪山の奥に住むジャバリ族のエムバクを王として擁立しようと頼みに行きます。ですが、エムバクはそれを拒否し、ティ・チャラは仮死状態でこちらに保管されていることを告げられます。仮死状態のティ・チャラにハーブを煎じて飲ませ起きることを期待します。そして、ティ・チャラは先祖に会い、そこで父と再会し、なぜ自分の兄妹を殺したのかと問い詰めます。そして、自分はこうならない、と誓い目を覚まします。
キルモンガーは世界各国にヴィブラニウム性の武器の搬送の準備が整い、輸送船を発信させます。ですが、撃ち落され、そこには復活したティ・チャラいました。ティ・チャラは決闘の再開を求めますが、キルモンガーは拒否、そのまま先頭になります。キルモンガー側についたボーダー族の猛攻をスーツでしのぐティ・チャラ、ですが、一向にキルモンガーのもとにたどり着けません。見方も疲弊したとき、ジャバリ族が加勢に来てくれました。戦力が増え、キルモンガーのもとへ向かうことができました。そしてキルモンガーのもとへたどり着いたティ・チャラ、キルモンガーは金のラインが入った。ブラックパンサーのスーツを身に着けていました。
今度はお互いにスーツやハーブそして意志の強さでお互いに一歩も譲りません。スーツを無効化するために、リニアモーターの高周波によりスーツの機能を一時的に無力化させます、その場合はティ・チャラ本人のスーツも無力化されます。それを承知でリニアのレールに落ちていきます。そこからは泥臭い肉弾戦が開幕、殴り殴られ避けて避けられの攻防の応酬、そして、一瞬のすきを見てキルモンガーが持っていた剣を胸に突き立てティ・チャラは勝利します。
勝負が決死、治療をしようとするティ・チャラに対しそのままにしてほしいというキルモンガー、そして、ワカンダの夕日の見える場所につえれて行ってほしいといいます。キルモンガーを連れていくと、「父が言っていたワカンダは美しい場所だと、俺も言ってみたかった」と少年のころに父と語っていた思い出を話します。ここは、ヴィランのキルモンガーではなく、ウンジョブの息子のエリックに戻っていたのだと個人的に思いました。
ナキアの説得、そしてキルモンガーとの戦いを経て、開国を世界会議で宣言します。その中で「小さな農業国家に?」と侮られますが、技術力を開示させて驚かせます。
そして、アメリカにきたティ・チャラとシュリ、彼らはキルモンガーの住んでいたマンションの前にいました。そして、そこを買い取ったとティ・チャラは言います。そして、ワカンダの支店として再利用しました、それに驚くシュリ、そしてワカンダの飛行船に目を輝かせる少年たちに乗ってみるか?と話しかけるティ・チャラ、平和への第一歩を踏み出してこの物語は終わります。
・感想
今作は差別や格差を扱っていますがあまり前面に出てくることはなく、エンタメとして楽しめるようにできています。ヴィランも、ユリシーズ・クロウやエリック・キルモンガーなど敵としていいキャラしていたように思えます。クロウはいかれたやべぇやつ、キルモンガーは被害者が加害者となってしまう、と別方向のキャラクターでした。今作はMCUというマーベルヒーローが出てくるシリーズですが、アベンジャーズが出てくることなく、これ単品で楽しめます。
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