映画 ワイルド・ロード 感想
今回は、映画ワイルド・ロード の感想です。
・あらすじ
組織の金を盗み、長距離バスに乗り込んだフレディ。
そこに女ボスヴィックの魔の手が迫る。彼女は裏切り者を絶対に許さない。フレディの仲間たちも次々に消されていく中、出血により意識が途切れそうになり、生き残るために藁にも縋る思いで父親に連絡をするのだった――――
・スタッフ&キャスト
フレディ 演:コルソン・ベイカー
父親 演:ケヴィン・ベーコン
ウィル 演:トラヴィス・フィメル
レイチェル 演:ストーム・リード
ヴィック 演:ドレア・ド・マッテオ
監督 アンドリュー・ベアード
脚本 ベン・コンウェイ
・ネタバレ
フレディは冷酷で残忍なボスのヴィック率いる組織から大金とコカインを盗み逃走します。途中で腹部に弾丸を受けますが、そのままバスに乗車して追っ手をまくことに成功しました。
バスを見渡すと黒人の兄弟に妊婦の女性、前の席には黒人の少女が座っていました。フレディは逃げる途中ではぐれた仲間と連絡を取りますがそのうちの一人のJJが来るまで逃げおおせることができており無事でした。しかしもう一人はヴィックに捕まり拷問の末に居場所を吐かされそのまま処刑されました。
出血が止まらないフレディは看護師の元妻に連絡を取る。治療をしてくれないか、と聞くが元妻は今更何の用?と冷たい態度で通話を切る。その後も電話をするが、元妻は私じゃなくていつもヴィックを選んで私はないがしろにされる、といわれフレディは返す言葉がありませんでした。
電話を切られ、出血もあり途方に暮れていると前の席の少女 レイチェルが電話を貸してほしいと言ってきた。仲間と通話しているときにも言ってきて追い払ったが娘に面影を重ねたのか電話を貸すことになった。話を聞くとスモーキーというあったこともない電話越しの彼氏に会いに来たという。フレディはレイチェルがあったこともない人間に遭うことと年齢を偽っていることに不安を感じました。
レイクシティのバス停でJJと落ち合うことにしていましたがJJがヴィックに捕まりそのまま拷問を受け殺されフレディはバスを降りることができなくなりました。
このままでは出血多量で死んでしまいます。そしてフレディの血液型は珍しいものでそこら辺によくいるものではありませんでした。
苦肉の策として、フレディは自分の父親に連絡します。いろいろありましたが父親に血を分けてもらうことに成功し、次のバス停で乗ってもらうことになりました。
途中でバスに乗ったソーシャルワーカーの男 ウィルに自分のことをレイチェルに紹介してほしい、自分では警戒されるから君から私を紹介してほしいといわれますが、フレディは拒否。
そうこうしているうちに、父親が乗ってきました。乗った先で色々と話をしていると父親がフレディをヴィックに売りつけて取り入ろうとしていたことが分かり取っ組み合いになります。フレディはとっさに持ち歩いていた銃を取り出しますが父親にはじかれ遠くに落ちていきます。何とか拾おうと父親ともみくちゃになり不利になったところをウィルが銃を父親に向け「私はあなたが彼に危害を加えるのを見ました」といってそれを皮切りに他に乗っていた妊婦の女性やレイチェルも加わり、最終的に運転手に降りてください、といわれしぶしぶ降りていくことになります。
父親が下りて行った後にレイチェルにウィルを紹介します。フレディは席を一番後ろに移動した後、痛みを紛らわすために盗んだコカインを少し摂取します。
少し落ち着いたフレディは何か違和感を覚え自分の携帯履歴にあるスモーキーに電話を掛けましたすると、レイチェルの隣にいるウィルの携帯が鳴りました。なんとスモーキーの正体はウィルでした。フレディはウィルに鞄の金を渡すから彼女から離れろ、というとバスが止まってから金をいただくよ、と返答。
フレディはレイチェルを自分の席に呼ぶと鞄から10万ドルをレイチェルのかばんに入れて妻と娘に渡すように言いました。自分は父親の影響でこんなろくでなしになったが妻と娘には幸せになってほしい。と自分がなぜこのようなことをしたのかを話します。
フレディは元妻に電話をします。妻はくび覚悟で輸血パックを持って待っていましたがフレディは自分はヴィックを選ぶ、すまない。と謝罪をし電話を切ります。
バスが止まり、乗客が下りていきます。息が絶え絶えなフレディを横目にウィルは金の入ったカバンを持っていきます。バス停にはヴィックたちがいました。一人ずつ乗客をチェックして通していくと、レイチェルがそのまま通されましたがウィルは止められました。フレディが送ったメールにはウィルの特徴が書かれており、そいつが持っているとメッセージにあり、鞄を渡せとヴィックは言いますが、ウィルはわけのわからない様子で渡そうとしないのでそのままヘッドショットで即死に。
そしてバスに乗り込んだヴィックはフレディのいる席に座り話しかけます、そしてフレディは最後の力を振り絞り隠し持っていた銃でヴィックを撃ちました。
外で待っていた仲間たちは銃声に聞いてバスに入っていくとそこには死んだヴィックとフレディがいました。
タクシーに乗っているレイチェルはフレディに教えられた番号にかけます。それはフレディの元妻の番号でした。
・感想
最初は、あらすじだけ見るとカーチェイス系の逃走劇かな?と思ってみましたが、実際はほとんどがバス内で繰り広げられており、主人公のフレディが自分の過去を懺悔する、といった内容でした。こういうしんみりとした空気の作品もいいものだとあまりこういう映画に触れなかったので思いました。
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