映画 RRR 感想

 今回は、映画 RRR の感想です。

・あらすじ

1920年、イギリスの植民地政策課にあるインド。野生を秘めた男・ビームはイギリス軍に連れ去られた村の少女を救うために仲間とともにデリーへ。そこで情熱を燃やす男・ラーマと出会い、互いに身分を知らぬまま友人となる。そして、ある出来事がきっかけで選択を迫られる。

 

・スタッフ&キャスト

ビーム 演:N・T・ラーマ・ジャオ・jr.

ラーマ 演:ラーマ・チャラン

シータ 演:アーリヤ―・バット

スコット 演:レイ・スティーブンソン

 

 

・ネタバレと感想


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インドの奥地、白人の裕福そうな男女が佇んでおり、部族の少女が手に模様を描いていました。鹿を仕留めたらしき大柄な男が、やってきて「礼だ」と硬貨を渡します。

手に模様をつけてもらった女性は少女ーマッリを気に入り、連れて行こうとします。それを見た部族の人はざわつき、母らしき人が追いかけてきます。それを兵士が打とうとしますが、「弾丸の値段を知っているか。金の無駄だ。」と撃つのをやめさせ、兵士は銃で女性を殴りました。

デリー郊外にて、今にも枠を壊さんという勢いで群衆が押し寄せていました。そんな中、ひとり動じずに見つめる警察官ーラーマは石を投げた赤いターバンの男を追いかけろ、という命令に従い柵を飛び越え凄い勢いで走って行きます。群衆の罵倒や暴力は物ともせずに赤いターバンの男を捕まえ、そのまま何事もなかったかのように持ち場に戻って行きました。

デリーの宿舎で昇格する警官の名前が挙げられますが、そこにはラーマの名前があげられませんでした。

植民地管理の中心の英国側では、スコット知事が部族から女の子を連れてきたことが問題になっていました。地元には命を懸けて集落を守る守護者がいるといわれ、そこにいるハンターの捜索を命じますが誰も応じず、そこにチャンスととらえたラーマが名乗りを上げました。

森の中、男ービームは黒い塗料を頭からかぶり何かを待っていました。そして、狼が目の前に現れました。そして、男は狼から全力疾走で逃げます、逃げている先で何やら物音がしました。なんと虎が現れました。男は、虎と狼を対面させ、虎が狼に勝ち追いかけてきます。逃げた先に罠を仕掛けており見事罠に引っかかった虎は罠から逃げようと必死です、それを逃すまいと、罠を自前の筋肉で固定します。それでも虎の力にはかなわず罠を突破されます。男は仲間から何かの塊を渡されそれを虎の顔めがけて投げつけます、見事に虎の鼻先に命中し男は虎の懐へ潜ります。最初は抵抗する様子を見せていた虎ですが次第に動きが鈍くなり眠ってしまいました。

ビームは、反英勢力に所属しており、町に戻ると服を整えて勢力の集会へと向かいました。ある日、イギリス兵のバイクが故障したとビームの店に文句を言いに来て、バイクを見てみると、すぐに治ります。恥をかいたイギリス兵は「お前がバイクに細工をしたんだろ」とたたいてきます。それを見た同伴のイギリス人は止めますがやめません。結局気のすむまで殴られ、その後で外で美しいイギリス人の女性ージェニーと出会います。

ラーマは捜査を開始し、反英勢力の集会に潜り込み、イギリスに反旗を翻すにはどうするべきかを話していて、ラーマがスコットを暗殺したらよいのでは?と提案をします。そこで一人の男が接触してきましたが、ラーマが警察であることを見られその場を逃げ出し見失ってしまいます。

ビームは、橋の下で、子供に魚を取ってもらおうとしていました、すると橋を走っている車輪の摩擦でタンクが炎上し爆発、ここで、そうはならんやろ、と突っ込んでしまいますが、なってしまっているので仕方ありません。燃え盛るタンクが川に落ち火のついた油が川に広がり少年は逃げられなくなってしまいます。

そこに、男を追いかけていたラーマが橋の下にいるビームと目があい、アイコンタクトで少年を救うために手を組みます、それはさながら、サーカスのブランコのごとく、両端から縄でくくった二人が飛び降り少年を抱え助けます。ここで、ラーマとビームの二人が出会った瞬間でした。ここでは、敵対する二人が、友情を築き最後に戦うのかと思っていました。

二人は、少年を助けたその日から、つるむようになっていました。ある日、ビームはジェニーを見かけますが、なかなか話しかけられません。それを見かねたラーマがジェニーの乗っていた車をパンクさせます。それを口実にビームとジェニーを一緒にさせます。ジェニーと一緒に買い物をしていると、彼女の口からマッリがいることを聞き出します、ビームはマッリ宛に腕輪を作りジェニーに渡します。そして、楽しんだ帰りに、ジェニーからパーティの招待状をもらいます。


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ビームは、招待状のことをラーマに話すと、今日のパーティであることが分かります、ですが、ビームは及び腰でラーマも一緒についてきてほしいというと、「俺が服を仕立ててやる」とスーツを用意してくれました。

スーツ姿のビームとラーマ二人が招待状を手に会場へ行くとドレスで着飾ったジェニーが駆け寄ってきました、そして、ビームをダンスに誘います、慣れないダンスをぎこちなく踊るビーム、そしてそれを好ましく思わないイギリス人の男性に足をかけられトラブルを起こしてしまいます。そして、男性は「お前のようなインド人が来る場所じゃない」と馬鹿にし、タンゴ、フラメンコなどダンスを見せお前にはできまいと馬鹿にしていると、ラーマが助け船を出し、ビームが「マートゥ」を踊り周囲の人たちを魅了します、そして、パーティは終わり、ビームは彼女を救う決意を固めます。

ラーマは、逃げた男が指に塗料がついていたことを思い出し、塗装をやっている区域を探索し、男を見つけだしとらえます。とらえた男を尋問しますが、話さず、席を外している隙に毒蛇を放たれ、噛まれてしまいます。個人的に、ここらへんで死ぬのかあ、と思っていました。

毒が回りふらふらの状態で、ラーマはビームを見かけます。ビームがラーマに気づき、一緒にいた仲間とともに彼を助けます。そして、ビームはラーマに自分が反英勢力であること、身分を偽っていたことを告げます。

ビームが去った後、ラーマは様々な感情をにじませ壁を殴ります。ここで、壁に穴が開くのが「えっ!」となりました。

ビームは、仲間とともに、マッリがとらえられている本拠地に向かいます。音で二枚扉の内側が開いた瞬間を音で聞き、入り口に車で突っ込みます。そして、内部に入り車の荷台から森にいた動物たちを解き放ちます。ビームの前に、バイクの鴇のイギリス兵が立ちはだかりますが、瞬殺、ここで心の中で「やったぜ」とグッときました。ですがそこに炎の馬車に乗ったラーマが現れます。彼は降伏を進めますが、ビームはそれを拒みます、そして取っ組み合いになり、ビームはマッリの所へたどり着きますが、そこには銃を構えたスコットがいて、降伏するしかありませんでした。

ここで、ラーマの過去が明かされます、彼は、故郷に武器を届けることを約束し、イギリスの警察になり、昇格していき、武器を故郷へ流すのが目的でした。そのことを故郷の婚約者であるシータに手紙で自分の目的のために友人を売ってしまったことを後悔している、自分が正しいのかわからなくなってくる、と書いていました。

ビームは公共の場でむち打ちの刑に処されることとなりました。処刑台に上がるビーム、その目はまだ折れていません。イギリス領のスコットとその妻そしてジェニーが見に来ていました、ジェニーはよく思っていない様子でしたが妻の方は「血が飛び散るさまが見たいわ!」など物騒なことを口走ります。ラーマは降伏を進めますが無視します。そしてむち打ちが始まります。いくらたたいても値を上げず、膝をつかないビームに業を煮やしたイギリス領のスコットの妻はとげのついた鞭を渡し、その鞭を柱に使うと見事に柱が削れていました。そしてそれでも意志を曲げないビームにラーマは鞭を振るいます、もちろん皮膚が削れますが、それでもまだ目は死んでいません。結局膝をつかないまま気絶し連行されていきました。

武器の輸送の係に任命されたラーマは、そのチャンスをふいにして、ビームとマッリを逃がそうとします。「人々の心はビームにより武器となった」そういって、ビームとマッリを逃がしました。

逃がした罪でラーマは投獄されていました。ですが、その眼にはまだ闘志が宿っていました。「装填《road》、狙い《aim》、発射《shoot》」幼いころ父親に言われてきたことをつぶやいていました。

ビームとマッリは逃げた先でラーマの婚約者のシータと出会います。彼女に手紙の子尾を聞き、自分が勘違いしていたことに気づき救いに行きます。


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ラーマは、地下牢に入れられており、ビームは、音を頼りに場所を探します。そして見事見つけて救い出し、二人の反撃が始まります。ラーマは足にダメージが残っていたのでビームに肩車をしてもらいます。迫る兵士たちを薙ぎ払い銃を奪って、まさにちぎっては投げちぎっては投げのようなテンポで無双していきます。そして、弾丸が尽き、森へ逃げるとそこには弓を携えた像がありその弓と矢を拝借し、ラーマはアーチャーとなって戻っていきました。そして、兵士たちを薙ぎ払い、イギリス領の建物に火のついたバイクを投げつけ火薬庫に引火、見事建物が吹き飛びました。そして、残ったスコットを撃ち抜き、戦いは終わりました。そして、ラーマの故郷には武器が届けられマッリは故郷に戻ってくることができました。

 

見る前は3時間もあり、長いなと思いましたが、テンポがよく退屈しませんでした。それと、よくインド映画はダンスシーンが差し込まれるといわれますが流れを殺すことなく、個人的にはディズニー映画のミュージカルになるシーンと似たような感じでした。男の友情、ダイナミックなアクションシーンがこの作品には含まれていて、このハチャメチャなアクションをぜひ劇場に足を運んでみてほしいです。

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