映画 HIGH&LOW THE WORST X 感想
今回は、映画 HIGH & LOW THE WORST X の感想です。
・あらすじ
鬼邪高校。定時と全日に分かれるSWORD地区最凶の不良高校である。
その全日制でトップを張る花岡楓士雄は数々の伝説を持つ最強の男 ラオウと呼ばれる男を訪ねるため、戸亜留市にある鈴蘭男子高校を訪れた。
そのころ鬼邪高の首を狙うSWORD内の不良たちは、虎視眈々とその機会を伺っていた。
中でも、えんじ色の学ラン、通称”血の門"と呼ばれる瀬ノ門工業高校の頭 天下井公平は、最強の男と名高い須嵜亮 とともに鬼邪高をつぶすために鎌坂高校、江罵羅高校と手を組み「三校連合」を結成。
鬼邪高の高城司と轟洋介は、そんな三校連合の怪しいうごきを察知する。
そして、ついに三校連合による鬼邪高狩りが開始される。
不意を突かれ、吸収されてしまう鬼邪高の男たち、果たして楓士雄は次々につぶされていく仲間を守ることができるのか、三校連合との戦いの決着は！？
・登場人物
花岡 楓士雄 演：川村壱馬
鬼邪高校全日制3年。幼いころに父親を亡くし、母と二人暮らし。性格は天真爛漫で、好奇心旺盛。誰とでもすぐに仲良くなるが、強敵と出会うと手合わせしようとする好戦的な面も。
高城司 演：吉野北人
鬼邪高3年。楓士雄と同じ団地出身だったで中学時代は相棒だったが、高校進学後は楓士雄の転校もあり、熱意を失うが3年に楓士雄が戻ってきてタイマンを張ることで熱意を取り戻す。楓士雄とは対照的に冷静沈着で、周囲を俯瞰する。
轟洋介 演：前田光輝
優等生風のルックスだが、極限まで鍛え抜かれた実力の持ち主。今作で結構活躍する。一見クールだがけんかとなるとスイッチが入りヤバくなる。小田島とは釣り友達。
小田島有剣 演：塩野瑛久
不敵な笑みを浮かべる、冷静沈着な策士タイプ。轟とは釣り友達。
岬麻理央[ラオウ] 演：三上ヘンリー大智
鈴蘭男子高校3年。通称、ラオウ。数々の伝説を持つ、鈴蘭最強とされる男。
須嵜亮 演：中本悠太
瀬ノ門工業3年。寡黙で出しゃばらない男だが、県下の強さは圧倒的。幼いころに父親の事業が失敗し、天下井グループに拾われそこから使用人兼運転手となっている父親に幼いころから「坊ちゃんに尽くすように」といわれ育ち、中学では別の高校だったが、天下井が瀬ノ門に転校すると聞き自分も瀬ノ門へ転校する。思い出とはかけ離れた態度の天下井に戸惑いを覚えつつも、瀬ノ門を制圧、打倒鬼邪を掲げる。天下井とは幼馴染の関係。
天下井公平 演：三山凌輝
瀬ノ門工業の頭として君臨している、多様な事業を展開する天下井グループの御曹司。私立のエリート校に進学するが生まれ持っての凶暴性とプライドで問題を起こし、退学と転校を繰り返す。そして流れ着いた瀬ノ門で須嵜と再会を果たす。その圧倒的な強さを利用して瀬ノ門を制圧して、さらにSWORD制圧をもくろむ。
・感想
今作は、high&lowを見たことがない人でも見れるので大丈夫です。とにかくアクションが素晴らしかったです。ストーリーは悪く言えば薄いですが、実際に、シンプルなストーリーで、男たちの友情や成長などを描いています。物語の冒頭で楓士雄が鈴蘭高校に訪れます。そこで、乱闘が発生、それを何とか潜り抜け、ラオウに会いたいんだ、といいます。が、ラオウは人気者でね、整理券を配ってるんだといわれ、首めがけてのハイキック、これが整理券だ。楓士雄が鈴蘭からの帰り道に大柄な男とすれ違います。その場は何事もなく終わります。その後、相棒の高城司がラオウの仲間から素性を聞き出します。ラオウこと岬麻理央は、孤児院出身で孤児院では優しくて強い麻理央お兄ちゃんとして周知されており、昔、2個下の子がひどいDV父親のせいでひどいトラウマを負って父親がやってくるんじゃないかとひきこもるようになったとき父親の居場所を突き止めてもう2度と近づかないようにしたことが尾ひれとなって伝説となっていることを知り、楓士雄は、友達になってくれ、とラオウに言います。等のラオウは困惑しながらも握手しました。
そして、裏では、天下井が鎌坂、江罵羅の2校と同盟を組み、鬼邪をつぶす計画を練っていました。鳳仙も呼ばれていましたが、乗らず、口封じのために襲撃されます。
そして、三校連合が鬼邪高校を襲撃します。急襲という形になり鬼邪が防戦一方で仲間が次々にやられる始末。司が須嵜とあたり、あえなく敗北。そのまま連れ去られます。そして、楓士雄は自分はトップでいいのかと悩みます。一方そのころ、鬼邪の轟は三校連合の一角である、江罵羅と戦い、三校連合から抜けさせます。この時点で十分働いてくれていますが、最終決戦まで参加します。
そして須嵜は幼いころにいじめられており、そこで天下井に助けられた過去があります。そのことに恩義を感じていましたが、天下井は覚えておらず、須嵜のことを駒としてしか見ていませんでした。天下井自身は自分の金や権力に群がっているだけだと思っている、という悲しいすれ違いが起こっていました。
そして、仲間と腹を割って話し合い、改めて鬼邪の頭の覚悟を決めた楓士雄は鳳仙とともに瀬ノ門に殴り込みに行きます。細者は鬼邪が優勢でしたがそれは罠でおびき出されてそれぞれに分散されます。カッコつぶされる、かと思ったところで鈴蘭が加勢。一気に敵をなぎ倒していきます。仲間たちが敵意を引き受ける中で楓士雄は本願へ乗り込みます。そこで楓士雄は須嵜とタイマンを張り、そして、勝利します。そして、負けを悟り三校連合は崩壊します。ですが、一人負けを認めない天下井が楓士雄にナイフで降りかかりましたが須嵜に止められます。そして、須嵜と天下井は一から再びてっぺんを目指すことにします。そして、喧嘩が終わり、各々が戻っていくさなか、ラオウがなぜか制したかを聞きます、すると、面と向かって友達になろうといってきたやつがいなかったから、内心ウキウキだったそうです。これがギャップ萌えというやつでしょうか？
そしてエンドロール後、須嵜が楓士雄にタイマンを挑みます。ですが、彼は人気で整理券が必要だ、とハイキック、これが整理券だ。
ストーリーがシンプルな分各キャラクターの関係性やアクションで見せるのはよかったです。敵の須嵜と天下井のコンビや楓士雄と司など様々な人間ドラマが構築されよかったです。
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