映画 夏へのトンネル、さよならの出口 感想
今回は、映画 夏へのトンネル、さよならの出口 の感想です。
・あらすじ
ウラシマトンネル―そのトンネルに入ったら、ほしいものが何でも手に入る。
ただし、それと引き換えに…
つかみどころがない性格のように見えて過去の事故を心の傷として抱える塔野カオルと、芯の通った態度の裏で自身の持つ理想像との違いに悩む花城あんず。ふたりは不思議なトンネルを調査し欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶ。
これは、とある片田舎で起こる郷愁と疾走の、忘れられないひと夏の物語。
(公式HPより)
・登場人物
塔野カオル 声:鈴鹿央士
田舎町の高校二年生。父と二人暮らし。幼少期に妹を事故で亡くしそれをきっかけで心に葛藤を抱えている。ある日ひょんなことから見つけた願いをかなえるウラシマトンネルの存在を知る。
花城あんず 声:飯豊まりえ
東京から来た転校生。容姿端麗で頭脳明晰。転校初日にクラスから浮いた存在となるが、雨の日にカオルと電車で出会い、ある出来事をきっかけにカオルとともにウラシマトンネル探索の協力関係を結ぶ。
・感想
主人公の塔野カオルは、雨の日に田舎の液で澪知らぬ少女と出会います、その少女が今作のヒロインの花城あんずです。このときのやり取りで貸したビニール傘が、最後まである意味彼らを結ぶアイテムになるとは、そして主人公の紹介パートに移ります、主人公は自分のせいで妹を亡くしたと思っており、両親は離婚し、父親の方に言って暮らしています。その父親は、家に帰ってくるなり酔っぱらって愚痴を吐き、主人公に「妹じゃなくてお前が死ねばよかったんだ。」と言い放つ始末。その後酔いがさめた後は主人公に誤っていましたが、再婚相手を紹介して主人公がメンタルがぐちゃぐちゃになり吐き出すシーンで心配するでもなく怒鳴り散らすのは、ひどいと思いました。ですが、それだけ描写していましたが、特に本題とは関係ないのかそれとも尺の問題か、そのままヘイトをためたままフェードアウトしていきました。決別でも和解でも描写してほしかったところです。
そして主人公は父から逃げ出すように外に出て、偶然、学校で噂になっている、ウラシマトンネルを発見します。そしてトンネルの中を進んでいくと、子供のころにいなくなったペットのインコと妹のサンダルを発見しました。そのままトンネルを出ると一週間もたっていました。その間クラスの友人やあんずからメールが来ていました。周りにはトンネルのことをごまかし、またトンネルへ向かいました。っですが、そこであんずに見つかり、あんずもウラシマトンネルで取り戻したいものがあると知り、二人だけの共同戦線を結びます。それ絵から放課後や、休日にトンネルについていろいろと調べました。そして、二人でトンネルに向かい奥へと進んでいきます、すると、髪が飛んできますどうやらマンガの原稿用紙のようでした、それを杏子は必死に集めます。主人公は戻るよう言いますが、聞く耳を持たず、仕方がないので一緒に集めトンネルから抜け出しました。あとから、それが昔自分で描いた漫画で親に捨てられたものでした。祖父が売れない漫画家であんずの両親から金を借りるほど、そんな祖父が亡くなって両親は悲しむよりむしろほっとした、とそして、娘が漫画を描き始めるとやめさせるよう言って、田舎で一人暮らしをさせる、とこういう作品では大体ろくな大人が出てこないな、と思ってしまいました。
そして、二人の共同戦線は最終フェーズに移行します。ですが、主人公は、あんずが来る前の日の夜にウラシマオトンネルへ向かいました。そして主人公は、なくした妹とトンネルの向こうで再開します。ですが、お互いにもう吹っ切れたところがあったのでしょう、最初は妹と話をしていましたが、ケータイのメールを見て、戻らなきゃ、とすると妹が満面の笑みで行ってらっしゃい、と送り出してくれました。外の時間は、トンネルに入ってから8年がたっていました。あんずは連載を持つ漫画家となっており、漫画を描きながら主人公の返事を待っていました。擦ろと、当時のケータイから彼からのメールが編集の人と相談し、漫画をs中断して、あのトンネルへ向かいました。トンネルへ入っていくと当時の姿のままの彼が、そして、お互いの気持ちを伝えあい、キス、そして、トンネルを出て二人で手を握り、終了。
普段はあまりこういう若者の青春、という感じの映画は見ないのですが、いざ見てみると、どこかむずがゆさがあり、もやもやした感じがあり、そして、どこかすがすがしい気持ちになれる映画でした。
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