映画 ビースト Beast 感想
今回はバルタザール・コウマウクル監督の「ビースト」の感想です。
・あらすじ
最近妻を亡くした医師ネイト・サミュエルズは、二人の娘と一緒に妻と初めて出会った南アフリカへ長期旅行を計画する。現地で狩猟禁止保護区を管理する旧友のマーティンと再会を果たす。しかし、そこには密猟者の手で群れを殺され、人を手あたり次第に襲うライオンがいた。今や、目に入る人間をすべて殺そうとするライオンとネイトの命をかけた戦いが始まった。
・登場人物
ネイト・サミュエルズ 演:イドリス・エルバ
妻をがんで亡くしており、家族が一番必要としていた時に近くにいてやらなかったことに罪悪感を感じ今回の南アフリカの旅行で絆を取り戻そうとしている。
ノラ・サミュエルズ 演:リサ・ジェフリーズ
ネイトの娘。メレと違っておとなしい子、無理もないが作中ライオンにおびえっぱなしだった。
メレディス・サミュエルズ 演:イヤナ・ハーレイ
ネイトの娘。責任感が強いのか、危険な行動をっとてしまう。
・感想
主人公のネイトは家族がぎくしゃくしていたので元に戻すために旅行へ。旅行先の南アフリカで旧友のマーティンと出会う。マーティンに連れられ狩猟禁止区域を車で回る、そこで現場のスタッフに禁止区域の色々と説明を受け、走っていると現地の人の村に着いた。しかし、人の気配がまるでない。村を探索していると、無残にも惨殺された村人の死体を見つける。死体を見せないように娘を車に戻るよう言ったが、時すでに遅し、娘が死体を見てしまった。パニックになってしまいネイトが何とか説得し、車に戻った。急いで引き返そうとすると、道に傷を負った男が現れる。話を聞くと、ディアボロ と呼ばれるライオンに襲われたらしい。
何とか連れ出そうとするも時すでに遅く男は死んでしまった。マーティンは、男の仲間が草むらの中にいると踏んで麻酔銃を持ち草むらに向かった。そこからしばらく待つが、一向に帰ってこない、ネイトが様子を見に向かうとこちらを狙うライオンの姿が、急いで車へ逃げ込むと追いかけてきたライオンが車めがけて襲ってきた。こちらに向かって襲ってくるライオンへ恐怖しながらもなんとか車で逃げだします。ですが焦ったせいでめちゃくちゃな運転になってしまいエンジンがつかなくなるトラブルに見舞われてしまいます。そこから何とかライオンから逃げる方法を考えます、すると、無線からマーティンの声がしました。ですがマーティンが言うには自分はお取りで助けようとしたら襲ってくる、だから来るなと助けに来るのを止めます。その後でメレがライオンに見つからないよう、マーティンを車まで戻します。そして、夜になり車がやってきました、なんと密猟者の車でした。何とか乗せてもらうように頼みますが、マーティンが密猟者を取り締まっていることがばれ密猟者に襲われます。そこにライオンが現れ密猟者を襲っている中で何とか避け、密猟者の車に乗ろうとします。しかし、カギはなく密猟者から奪う必要がありました。なのでネイトがカギを奪っていくことになります。そしてライオンによって全滅した密猟者からカギを奪って車へ戻ります。ですが先回りしていたライオンを倒すためにマーティンは車に火をつけました。そしてその光景を目の当たりにしながらネイトたちは車で走っていきました。
そして、ライオンとネイトの最終ラウンド、マーティンの車の爆発からも生き残っていたライオンが親子を狙って山を越えて追いかけてきました。ネイトはライオンをひきつけます、ネイトはナイフ1本でライオンに挑みます。お互いに満身創痍、ネイトが先に限界を迎え、ライオンの一撃が来る瞬間、別のライオンたちがライオンのディアボロを襲いました。このシーンは、たとえ、人間の視点からモンスターに見えても所詮は手負いの獣なので万全の同族に複数でかかられると手も足も出ないのだ。と感じました。この作品のメイン敵のディアボロですが、何も理由なく人間を襲っているわけではありません。作品の冒頭で彼の群れを密猟者が殺しまくっていたことが原因でした。自然に人間が好き勝手すると、必ず手痛い返しが襲ってくる、なんてメッセージアがあるのかと勝手に思ってました。
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