映画 紅い服の少女 第2章 真実 感想
今回は、紅い服の少女 第2章 真実 の感想です。こちらは第1章の続きですので、ネタバレになってしまいますので先に第1章を見てから、こちらを見ていただいた方がねネタバレを踏まずに見れます。
・あらすじ
社会局家庭内暴力センターで働くリー。仕事で忙しくしている中、娘のヤーティンが妊娠していることが発覚する。リーはヤーティンの意思を無視して中絶させようとするが反発し、学校から帰宅せず姿を消してしまう。学校に監視カメラには“紅い服の少女”に連れ去られるヤーティンの姿が映っていた。果たしてリーはヤーティンを無事救い出すことができるのかー。
(公式HPより)
・スタッフ&キャスト
監督:チェン・ウェイハオ
脚本:ジェン・シーゲン
シェン・イージェン 演:アン・シュー
ホー・ジーウェイ 演:ホワン・ハー
リー・シューフェン 演:レイニー・ヤン
リン・メイホワ 演:フランチェスカ・カオ
リー・ヤーティン 演:ルビー・ジャン
リン・ジュンカイ/虎爺 演:ウー・ニェンシュエン
・ネタバレ&感想
深夜に山奥で男3人が何やら作業をしています。そのうちの一人が何かが埋まっていると2人を呼ぶ問そこには子供の死体がありました。そして3人は、山の中で怪異に襲われました。そして離れていたもう一人も謎の怪異に襲われ、翌日のニュースで取り上げられていました。
時がたち2016年。
ソーシャルワーカーのリー・シュウフンが近隣住民から虐待の疑惑が出ているのでリン・メイファの自宅に訪問します。リンの腕や体に謎の刻印があり部屋の中には謎の祭壇、壁にはお札がありなぜかつけっぱなしの子供番組が、リンは入ってくるのを拒みますがリーは「虐待じゃないことが分かれば問題ない」と中に入っていきます。奥に入っていくと、布をかぶったものが3つあり一つずつ取っていくとそこにはリンの娘がおり身に着けているのはパンツのみで体中には謎の刻印が、リーが絶句している中娘は一言も言葉を発しませんでした。
リーが自宅に戻っていると、トイレから何かを吐いている声が、その後トイレから10代の娘のリー・ヤーティンがそそくさと自分の部屋に戻っていきます、それをリーは怪しんで問いただすと妊娠検査薬が陽性、妊娠していることが発覚していました。
車で娘を学校に送り出す中で、娘といさかいを起こします。そのまま娘との溝埋まらずにそのまま学校に行ってしまいます。
仕事に戻り、冒頭の子供が保護されている施設に向かうと、自分で腕に呪文を書き込みそのことについて聞くと、「家にいる時が一番安全だってママが言ってた」といいました。そのまま車に乗ると子供の母親が現れ娘を返してほしいといわれますが、無視して車を走らせます。
娘を迎えに行くと先生からすでに帰ったと告げられます。ですが家にもまだ戻っていません。娘の友達に電話をしましたが誰も知らない様子でした。残るは、娘を妊娠させた相手です、その相手であるリン・チュンカイは「虎爺」呼ばれる精霊の器として寺院で修行中の身で、リーが会いに行ったときは、呪文を唱えて虎へとトランスしていきながら爆竹の煙から現れました。
そんな虎爺の力を探しヤーティンを探してもらうと、森の中でヤーティンの靴を見つける。すると、虎爺は何かを吐き出そうともだえ苦しみ、チュンカイの師匠である論支障はこの辺りは悪霊の縄張りだといいます。リーは近くの廃墟となった病院から視線を感じそちらを向くと誰かがいた、もしかしたらヤーティンかもしれないと思い向かいます。中に入るとヤーティンの携帯が落ちていてやはりいるのではないかと思い呼びかけます。誰かの気配がし、トイレへ向かうと、そこには蟲をむさぼる様子のおかしい妊婦がいました。すぐに保護された妊婦はなんと前作のヒロインの線・イージュンでした。前作と比べると髪はぼさぼさで化粧などなく別人かと思うほど変わり果てていました。記者が前作のジーウェイとお婆さんが行方不明になったままでさらには行方不明になった人たちはイージュンを除いて全員死んでいるという、ここで前作のラストが幻で何も解決していないどころか一人残して全滅ということに思わず心の中で、まじか、とおみってしまいました。
保護されたイージュンは、おなかの中にいた子供が死産でした。病院で落ち着いた様子だった彼女にリーがヤーティンのことについて聞くと夫と祖母の名前を出して、「死んでいない!ジーウェイとお婆さんはどこ!?」と錯乱しました。
リーは娘の携帯のパスワードに四苦八苦しながらも解除し、記録されていた映像を見つけます、そこにはヤーティンがイージュンのいた廃病院が映し出されました。
娘の携帯の映像から探してもらうようにロン師匠に頼み、再び「虎爺」の儀式を行ってもらいました。そこで居場所を聞きだし、虎爺は戻っていきました。すると今度はロン師匠の様子がおかしい、悪霊に取りつかれたようでした。悪霊から話を聞くとどうやら母親を探しているらしく、母親は誰かと聞くとリーのことを指さしました。
イージュンは退院し、家で赤い服の少女についての調査をしていますが、怪奇現象によって邪魔をされます。そしてそこには、死んだはずのジーウェイの姿が、イージュンは喜び駆け寄ります。
リーは、メイファの家に会ったお札を見つけこの事件を解くカギがメイファにあると思い、メイファの家を訪ねます。すると開口一番「家族が行方不明になったのね」と何かを知っている様子でした。すると、イージュンもこちらにやってきました。ですが様子がおかしい、それをメイファが察知した様子で二人を家に招きます、すると腕に書いた呪文と壁に描いた呪文を見せることにより、取り付いていたであろう紅い服の少女がイージュンの体から出てきて壁に磔にされます。この世のものとは思えない叫び声をあげ手足を動かし抵抗しますがメイファも手をゆるめません、そこに、少女がポルターガイストを起こし家具をメイファにあてそれが緩んだすきに少女は逃げだしました。
何かを知っている様子のメイファに「なぜ私は生きているの?」とイージュンが問いかけるとおなかの子供が身代わりになったから戻ってくることができたという。ならば探している母親というのはイージュンのことなのかときくとメイファは「探しているのは私なの」といいました。
メイファは今はつぶれている遊園地で赤い服が好きな娘と遊びに出かけていました。娘はジェットコースターに乗ってメイファは乗らずに見ていました。そこで事故は起き、ジェットコースターに乗った客が全員死亡してしまいました。メイファは娘の死を受け止めることができず、祖母から教わった黒魔術を行いました。赤い服を着せ必要な草や鶏の血それを毎日同じ時間に行っていました。そして7日後、儀式をしようと訪れるとそこには死体はありませんでした。娘を探すとそこにいたのは目を売児に食いつくされ蟲のたかる娘の形をした何かでした。それに恐怖したメイファは逃げだしました。それから遊園地跡で行方不明者が続出し、自分が行った儀式のせいで犠牲者が出たことを後悔します。そして、自分の血をしみこませた魔防布を持ち再び娘を呼びます。そして近づいたところを布で包み、娘は苦しみますが、無視して悪霊ごと埋葬します。そして、冒頭の若者たちが掘り起こし惨劇がまた起こったので少女の妹である娘を見つからないように隠していました。
それを聞いたイージュンが「お前のせいで!」と激高しメイファの首を絞めますが、メイファは涙を流し、謝罪することしかできませんでした。
リー、メイファ、イージュンの3人は呪いを終わらせるために遊園地跡に向かいます。リーは、廃病院じゃないの?と聞きますが、遊園地よ、とメイファが言って遊園地に向かいました。
そのころチュンカイは、回復したロン師匠にリーが魔神仔に母親を探しているといわれ山へ向かったといいます。すると師匠は虎爺がいないときに魔神仔が言ったことを信じるな!それは罠だ!といわれ、急いで山へ向かいます。
遊園地につくとメイファは二人の手の平に魔よけのために呪文を書いていきます。そして、三人で切りの深い遊園地跡に向かいます。ですが、霧の中で分断されます。メイファは娘の名を呼び紅い服の少女と対峙しますがかつて魔防布で埋められた恨みのある魔神仔によって体の内側から蟲に食い破られたおれます。その後イージュンがたどり着き虫の息のメイファが彼女に娘を頼むとそのままこと切れてしまいます。
リーは単身廃病院へ向かいそこで自分が過去にレイプされ子供を堕胎してしまったことを娘の妊娠と重ねてしまったこと、殺してしまった赤ちゃんに涙を流し謝罪して目の前にいた娘のヤーティンにお互いに謝罪し赦しあいました。
チュンカイも廃病院へ向かいますが、病院内でヤーティンを見つけますがそれは罠で床が抜けて下に堕ちたところにポルターガイストで肩を鉄骨で刺され、首を針金で締められてしまいます。そこに無数の魔神仔が現れ何とか虎爺の呪文を唱えます。
ヤーティンを見つけたリーは共に廃病院から抜け出そうとします。するとそこに救助隊がやってきました。そのまま救助隊に同行していましたがそこには怪物となったチュンカイが現れます。人虎となったチュンカイの雄叫びによって救助隊が正体を現します、なんと救助隊は魔神仔が化けていたのです。ここを見て初めに救助隊が来た時、前作と同じメンツだったのが引っかかっていましたが、やはりという感想でした。
メイファの言ったとおりにイージュンは施設にいる娘を探し出しメイファの家の隠し部屋に隠します。するとまたもやポルターガイストが起こりイージュンを叩きつけます。そして紅い服の少女がイージュンに乗り移り、娘を殺そうとします。娘は少女と対峙し話を聞きます、すると少女は母に悪魔になってしまったから嫌われている、と言いました。娘はお母さんは嫌ってなんかいない、愛していた、私もおねちゃんが大好きだ、と言って少女を抱きしめます。すると少女から怨念が抜け出し元のメイファの娘としての姿を取り戻しました。
遊園地跡で無数の魔神仔をチュンカイが追い払っていましたが、ヤーティンに取り付いた魔神仔がチュンカイの名前を呼び変身を解除させます。それを止めようとリーがヤーティンに話しかけますが、魔神仔が「私なんていなくなって欲しいんでしょ!」とヤーティンの声で言います。リーはそんなことない、私はあなたを愛している、と抱きしめます。そして体から魔神仔が抜け出しますが、絶対絶命と言ったところで、蛾が現れ、少女が現れました。少女は魔神仔を追い払い、優しい笑みを浮かべ成仏して行きました。少女が去ると朝日が上りリー、ヤーティン、チュンカイの三人を照らしていました。
メイファと紅い服の少女を供養したリーたちはイージュンがメイファの娘を養子にし、リーはチュンカイ、ロン師匠と一緒に出産に立ち会いました。
そしてふとチュンカイがロン師匠に言いました。「結界からは本当に抜け出せたのか?」と、それに対して師匠は「考えすぎだ」とはたきました。
感想としては、前回のようなルールのある怪異ではなくなり直接的な殺意が高くなったなあ、と感じました。それと虎爺が結構活躍するのが驚きでした。てっきりあれは実は効かなかった的な展開かと思ったので。未成年の出産などうーんと言ったところはありますが、綺麗に大団円で終わったのでよしとしてください。あと、チュンカイは最後にフラグを立てるな。
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