映画 紅い服の少女 第1章 神隠し 感想

 今回は、紅い服の少女 第1章 神隠し の感想です。この作品は実際に会った都市伝説をもとにしています。

・あらすじ

不動産屋で働くジーウェイ祖母と二人で暮らしている。ラジオDJのイージュンとは交際5年目。ある日、祖母の友人が山でハイキング中に失踪する。心配する祖母だが、今度は祖母が失踪してしまう。心配するジーウェイのもとに突然送られてきたカメラには、ハイキングを楽しむ老人たちの後ろについていく”紅い服の少女”が映っていた。やがて、ジーウェイも行方を組行方をくらましてしまい、イージェンは人を惑わす魔物<魔神仔(モーシンナァ)>の仕業ではないかと疑い始める…。

 

・スタッフ&キャスト

監督:チェン・ウェイハオ

脚本:ジェン・シーゲン

 

シェン・イージュン 演:アン・シュー

ホー・ジーウェイ 演:ホアン・ハー

・ネタバレと感想

お婆さんーシュイが森の中、人の手が入っていなさそうな道を歩いています。そして、シュイの名前が呼ばれ--------

場面が変わり、シュイを探しているの張り紙を見つめるお婆さんーホー・ウェンシュファンはどこに行ったんだろう、というとお爺さんークンが見つかるさと励ましてくれます。

目覚ましが鳴り、それをウェンシュファンが止めて孫であるホー・ジーウェイを起こそうとしますが、起きません。そのまま朝食を作っていると急いだ様子で、ジーウェイが「目覚まし止めただろ!」と責めますが「ちゃんと起こしたけど起きなかったじゃない。」と返します。そしてそのままジーウェイは朝飯をかっこんで仕事に向かいます。

ジーウェイが出て行ったあとお婆さんは家事をしていました。すると、どこからか自分を呼ぶ声が聞こえてきました。それは行方不明になっていた首位にそっくりでした。恐る恐る各部屋を見て回っていますが誰もいません、不思議に思っていると廊下に誰かが通りました。廊下に出ると、そのまま滑ってしまい転んでしまいます、よく見ると床には泥がついており、転んだ痛みで動けなくなっていると後ろから人とは思えない小さな腕が伸びてきて、お婆さんの中へ入っていき、そのまま乗っ取られました。

職場に着いたジーウェイは仕事である不動産の紹介をしていました。今日も客に不動産を紹介し、決めてもらっていなくなった隙を見てガッツポーズ、すると誰かが通る気配が、近くのテーブルに弁当箱が置いてありました、その弁当箱には自分の名前が書かれておりお婆さんが持ってきたのかと思いましたがどこにもいません。外に舞っていた客に不思議に思われたので、後回しにして、仕事に戻りました。

仕事帰りに、ジーウェイはラジオDJをやっている恋人のイージュンのもとへ向かいます。イージュンの方も今日の仕事は終わり、一緒に帰ろうとします、ですが、ジーウェイは家に帰る前に寄ってほしいところがあるといいます。ついていくと、広いマンションの一室に案内されました、ジーウェイの話によると今住んでいる祖母の家を担保にこの部屋を借りて一緒に住もうといいました、エスがイージュンは子供は作る気はない、と断り、なおも食い下がろうとするジーウェイに向かって、そんなに暮らしたければお婆さんと暮らせばいい、と吐き捨てます。

翌日、目を覚ますと、目覚ましは止まっており、いつものように祖母に目覚ましのことを言おうとしますがリビングには祖母の姿はありません。友人と遊びに出かけたのかと思い、そのまま仕事へ向かいました。

昼食中にジーウェイあてに郵便物が届きます、中を見るとカメラが出てきました、中身を見ると祖母たちが山にハイキングに行っている映像が流れます、ですが、映像を見ていくとハイキングの最後尾にぼろぼろの赤いワンピースを身に着けた少女が歩いていました。


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この映像を住んでいるアパートの警備員をしている叔父のクンに見せるとこのカメラはシュイのもので本人はまだ帰ってきていないといわれます。手掛かりになるものがあるかもしれないと思いシュイの部屋をジーウェイと君で探索しますが、そこで怪奇現象が起き一目散で逃げだします。

後日、祖母がいなくなった日の監視カメラを見せてもらうと祖母は赤いワンピースを着た少女に連れられてどこかへ行っていました。そして、昨日の監視カメラの映像を見ると、家を飛び出した後で赤いワンピースの少女も一緒についてきていました。

次の日、祖母が戻っているかと思いリビングへ向かいますが、そこにはいませんでした、すると祖母の声が自分を読んでいるのが聞こえ探しますがどこにもいません、廊下に出ると泥の後があり、踏まないようにリビングへ向かうと過去の自分と祖母の思い出がよみがえってきました。そして、その思い出に浸っていると窓が開いていたので閉めると、赤いワンピースを着た少女が現れジーウェイを乗っ取ってきました。というところで目を覚まし、再びリビングへ向かうとそこにはいつもと変わらない祖母の姿が、そしてジーウェイは祖母の胸の中で安堵のためか泣きじゃくりました。

ラジオの生放送中にイージュンがリスナーからのお悩み相談をやっていると「彼はもう私を愛してはいない」と何度も繰り返すメッセージが流れてきてそのまま切ってしまいます。そこで突然、ジーウェイが現れました、彼は「おばあちゃんと一緒にご飯を食べよう」と無表情で同じようなことを繰り返します。様子がおかしいと思い、イージュンはジーウェイを病院へ連れていきます。待合室で待たせていると、いつの間にか姿を消して、赤ちゃんがいる部屋の前でイージュンが結婚にも出産も望まないことを嘆いていることを何度もつぶやきそのまま去っていきます、赤ちゃんの泣き声が聞こえていたにもかかわらず、ジーウェイが去った後、声はぴたりとやみ、部屋を見るとそこには赤ちゃんが一人もいませんでした。

イージュンは、ジーウェイの家へ向かいますがお婆さんはおらず、そのまま彼は食卓へ向かいます、「今日はスペアリブと豚足の角煮かあ」というジーウェイの先には皿に盛りつけられた昆虫やミミズ、泥があり、彼はおいしいおいしいと食べていきます。それに恐怖を覚えたイージュンは警備員を呼びますが、すでにジーウェイはそこにはいませんでした。

ジーウェイの祖母が道路わきでぼーっと立っているのを警察が発見しました。一方でイージュンとクンは帰ってこれるよう、聖水と爆竹で簡易的に儀式を行います。警察の知らせを受け保護を受けている病院に向かいうと「私がジーウェイを呼んだから」と発狂し嘔吐します。

イージュンはジーウェイのパソコンを使い、情報を探します、そこで彼らがどこへとらえられているか、そして、今回の事件は”魔神仔(モーシンナァ)”が原因であるのではという動画を探し当てます。

クンが監視カメラの映像を見ていると、どこからか自分を呼ぶ声が、すると素早く自分の周りを動くものが、それは赤い服を着た少女だった。なんとか窓を閉めて、一安心、と思いきや窓から悪霊を思わせる恐ろしい少女の顔が、いきなり出てきて驚いたのと少女自身のポルターガイストで外に出されてしまいます、急いで爆竹で追い払おうとしますが焦って火をつけられず、襲われてしまいました。


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イージュンは病院からお婆さんの近況報告を受け、医者によると食中毒になった疑いがあり、嘔吐物を調べてみると生きた蛾のさなぎが発見されました。その蛾は”デスヘッド・ホークモス”と呼ばれ、成虫の背中にはあの赤い服の少女の顔によく似た模様がついていました。その夜、イージュンは目が覚め、部屋の中に何かがいるような感じがした、すると、手に何かついている感じが、見てみると両手には血がべっとりついていた。そして布団をめくると、シーツ全体に血が広がっていて、そのままパニックになっていると何か気のようなもので体を縛られ身動きが取れない状態であの少女が蛾の背中の模様と同じ悪霊のようなおぞましい形相でこちら近づいてくる、必死に抵抗するが体は動かず恐怖におののいていると、目が覚め血も木も何もなかった。

イージュンは落ち着いた様子のお婆さんを家に連れていくとじーっウェイが戻ってきたとき、この家を譲る、という、さらにはもともと裕福であったが財産を失ったためジーウェイが一生懸命働いていることを話す。イージュンはクンにお婆さんを見てもらうよう言うが時すでに遅くほかの犠牲者と同じく無表情で虚空を見つめていた。

イージュンはラジオでこの蛾がどこにいるのか情報を呼びかけます。するとラジオが終わると電話がかかってきてその内容をメモに取ります。そして警察によりお婆さんは再び山に向かい失踪したご連絡がありました。イージュンは家に戻りジーウェイとの写真を見つめます。裏を返すと「5年後には結婚する」と書かれており、彼女は涙を流します。

イージュンは地元の救助隊に昨日の電話で聞いた行方不明者の場所を伝えます。彼女は救助隊に同行することを志願し、救助隊は止めますが彼女の意志によって同行を許可されました。イージュンたちは山の中を探索していると、河原にお婆さんが倒れているのを発見しますお婆さんは救助隊に運ばれましたがまだジーウェイは見つかっていません、そのまま救助隊に同行していましたが、途中ではぐれてしまいます。霧も濃くなり道に迷わないように木にテープを巻きましたが結局同じところに戻ってしまいます。すると誰かに肩を叩かれたので後ろを向くと巨大な蛾がいました。驚いたイージュンは逃げようとしますが蛾から無数の小さな蛾飛び出してきました。


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目を覚ますと誰かが呼んでいる声がしました。疲れて手をつくとそこには人の顔が、人間が気になっていたのです。パニックになって走っていると木にがんじがらめになったジーウェイや他の行方不明者がいました。すると、突然おなかに痛みが走り、服をめくるとおなかの中に何かが動いていました、そのまま羊水、血を出しながら子供の手が出てきます。出てくると、イージュンの前に羊水土地で全身を濡らした子供がたっていました。「ママどうして」そういう子供をイージュンは抱きしめます。

目が覚めると、どこかきれいな部屋にいました、寝室を出るとジーウェイがいました。イージュンは喜び抱きしめます。ジーウェイが料理を作ってくれて、イージュンがお婆さんのことを聞くと2年前に老人ホームにいるといわれます。そこから違和感を覚え祖母に会いに行こうとすると、「どこに行くんだ?」とジーウェイが止めてきます。そこを何とか抜け出すと…。

なんと先ほどまでいた森にいました。気に捕まっているジーウェイを助けようと木を切り助けだします。すると、イージュンが気に捕まり赤い服を着た少女と子供の姿をした無数の怪物が現れこちらに近づいてきます。何とか力を振り絞りポケットの発煙筒で追い払い、気づいた救助隊の照明弾で怪物たちは退散していきました。

後日、祖母の家を訪れたジーウェイとイージュン、二人は結婚して子供をもうけていました。そして祖母を交えた3人で食事をして、画が引いていき暗がりの部屋に蛾が一匹止まります。そして、エンドロール後にCT画像の赤ん坊があの子供のような目をこちらに向けて終わります。

感想は、ホラーの王道ともいえる演出でびっくりの連続でした。最初は少女が画面に映らず、だんだんと姿が見えてくるようになっており、正体不明で終わっていき怪異のタイプとしては呼びかけに答えるとアウトな分類です。少し違いますが「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」の振り向いてはいけない小道を思い出しました。ホラーが見たくなったらお勧めです。

哭声/コクソン (字幕版)

 

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